私にとって東京とは一体何だろう、、 ここは、そんな疑問をとりとめとなく書き綴ったページ。
先日つくばのある食堂で食事した。 ここは普段は賑わっている方だが、週の初めのためかこの日は空いていた。 ある男が店の入口近くの席にどっぷりと腰掛け、 何かの揚げ物をつまみ、 煙草を何本も吸いながらチューハイを飲んでできあがっていた。 その男は私を見ていらっしゃいませと言った。 そのとき思った。ここへは二度と来ない。
私は歳相応の大人とは決して言えないが、 それでも主客のけじめはつけられる。 店員と客が同じテーブルで飲み食いするのはいかがなものか。 こんな光景は以前も他の店で目撃したが、やはりつくばは地方だな。
東京の食堂は狭いので、 店員やコックが客のテーブルやカウンターで食事することはままあるが、 それでも彼らは隅の席に固まって客を避けるようにして、 そそくさと食事を済ませるのだ。 地方暮しが長くなってよく感じるが、 東京の良さは、ものと自由のあることだけではなく、 地方にはないある種のけじめが確かに存在することもあると思う。